ホープ軒@渋谷区千駄ヶ谷
2010年 03月 20日
遠い昔、錦糸町に 「貧乏軒」 なる屋台のラーメン屋がありまして。
店主は伝説のラーメン職人、難波ニ三夫氏。
難波氏はあの 「ホームラン軒」 の創業者で、
ラーメン屋台のリース業なんかもやっていた人。
でもって、
難波氏から借りた屋台で始まったのが千駄ヶ谷の 「ホープ軒」 。
これは昭和35年頃の話しですが、
ちなみに今はこんな感じです。
1階は創業当時の屋台を意識した立ち食いスタイル。
2階、3階は座って食えますが、
やっぱこの店は立ち食いが基本。
ってなわけで、
店の外にある食券機でラーメン700円を購入。
出てきた券をカウンターに置く。
そうそう、
「ホープ軒」を不衛生な店だと思っている人がいるけど、それは大きな間違い。
厨房も客席(立ち食いですが…)もピカピカですから。
はい、お待ち~
おー これこれ。
表面を覆う背油の層で、
麺はいっさい見えません。
では、ひと口と。
骨の髄まで抽出する濃厚な豚骨醤油。
ですが、見た目ほどひつこいわけではなく、
意外にアッサリな感も。
とはいえパンチ力は相当なもの。
中毒性にいたっては首都圏でトップクラスと言えるでしょう。
見た目からは、
これが東京ラーメンの進化系だとは、
到底、思えませんが、
食べ進むにつれラーメンの歴史がチラつきます。
創業時の昭和35年と言えば、
東京オリンピックを4年後に控えた、
高度経済成長のど真ん中。
あっさり味の東京ラーメンが、
お客のニーズも相まって、
こうゆう味に進化するのも、
あながち信じられない話でもないか、、
そんなこんなでペロリ完食!
あー うまかった。
ごちそーさまー
また、来ますねー
ツボにグッサリ! ☆3つ!!!
●ラーメン 700円
□お店の情報
■店名 ホープ軒
■住所 東京都渋谷区千駄ヶ谷2-33-9
■電話 03-3405-4249
■定休 無休
■営業 24時間営業